セカンドオピニオンの受け方

病気や怪我をした時に頼りになるのが医師の診察や治療です。

しかし、治療内容や方針は、全ての病院や医師が必ずしも同じとは限りません。

そこで自分に合っている治療方針・内容を別の医師に聞く「セカンドオピニオン」という考え方が浸透しています。

*

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンは、その名の通り「第2の意見」と訳され、現在の医師(主治医)以外の医師に自分の病気や怪我の診断・治療についての意見を聞くことを意味しています。

主治医の治療方法に迷いがある、他の治療方法を知りたい、今の治療に効果がみられない、新薬を試してみたい、より自分が納得できる治療を探したい等の理由から他の医師に相談を受けることができます。

ここで注意したいのが、セカンドオピニオンは病院の転院を目的としたものではありません

主治医以外の意見や治療方針を知り、病気・治療について深く理解し、患者が心から納得した上で、治療を継続するためのものです。

特に治療が長期化する場合、心配や不安がなく治療に専念することが重要になることから、選択肢の一つとしてセカンドオピニオンという考え方が広まっています。

※出典・引用:静岡県立静岡がんセンター公式HPより

セカンドオピニオンのやり方(受け方)

治療内容に不安なことや分からない点がある場合には、最初に担当の医師(主治医)に相談することが最優先です。

それでも解決に至らない場合、セカンドオピニオンの選択も検討しましょう。

セカンドオピニオンを受ける際、主治医以外の医師ならだれでも良いという訳ではありません

セカンドピニオンをスムーズに受けるための流れをご紹介します。

セカンドピニオンの基本的な流れ

①「今の治療方法を変えてみたい」「他の治療方法を知りたい」など、まずは自分が不安に思っている部分を明確にし、それを主治医にしっかりと伝えましょう。

②セカンドオピニオンの意思を主治医に伝え、病院・医師を探すのですが、見つからない場合には主治医に相談しても良いでしょう。

③主治医に検査結果や診断情報、紹介状を用意していただき、セカンドオピニオンの病院を受診します。

④診療方針を聞いて納得したら病院を決めましょう。転院する場合には今の主治医に報告をします。希望の病院・医師が見つからなかった場合には新たにを探すという選択肢もあります。

セカンドオピニオンを主治医に内緒にするのは

セカンドオピニオンを受ける場合、今の主治医に罪悪感や気まずさを感じて隠したいと思う患者さんもいます。

しかし、他の病院において検査や問診を最初から行うということは、費用や時間を浪費することになり、検査内容によっては体に負担になる場合があります

基本的に医師は、患者がセカンドオピニオンを受ける権利があり、その意思が尊重されるべきということを理解しいるはずです。

主治医からこれまでの治療や検査情報、紹介状等をもらうことでセカンドオピニオン先の医師も診断や治療をスムーズに行いやすくなるため、基本的に今の主治医にセカンドオピニオンを希望する旨を伝えるべきです。

セカンドオピニオンの費用(相場)

セカンドオピニオンを検討する上で注意したいのが、健康保険の適用外で自由診療になるという点です。

医療機関によってセカンドオピニオンの値段設定は変わってきますが、30分数千円という病院もありますが、平均20000円~50000円のところが多いようです。

セカンドオピニオンでは、治療や検査は行わず相談を目的としています。

自分が希望する治療方針ではない病院ばかり受診していると費用負担が高額となってくるので事前調べがとても重要になってきます。

セカンドオピニオンを保険会社に相談

医療保険でセカンドオピニオンの相談窓口を設けている場合があります。

どこの病院がいいか分からない、不安があるという方は、ご自身の加入している医療保険にぜひ確認をしてみましょう。

医療保険によるセカンドオピニオンの相談窓口では、専任のスタッフが病気の症状や既往歴などを聞き取りした上で治療方法の意思を確認し、総合相談医と呼ばれる医師との面談をとり行ってくれる場合があります。

セカンドオピニオンの病院による違い

全ての病院がセカンドオピニオンを導入しているわけではありません。

セカンドオピニオンを導入している病院は、ホームページに記載がありますので確認してましょう。

最近ではセカンドオピニオン外来を設けている病院もあります。

セカンドオピニオンは、治療や検査を行うものではなく治療方針について相談する場です。

医師の治療実績や専門分野の研究範囲によっては、同じ病気に対しての考え方が異なる場合があるため、よく相談し、お互いが納得する形で治療をしていくことが重要になってきます。